【2023.04.09】vol.32 生命線をつないでいる
筆子著「書いて、捨てる」という本を読んだ。ささやかなことでも、ノートに書き出していこう。ささやかなことこそ、書き出していこう。
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友人の結婚式で、席にあったメッセージカード。就職の知らせを聞いた時は本当に嬉しかった、という言葉は、たぶんストレートな本音だ。それがダイレクトに自分に響いてきた感覚が残っている。
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今日一日も今日一日を生きよう。陽が暮れるまでなら何とかなる。朝は時間に余裕をもって出勤する、挨拶をする、それで80点がとれる。新人の気持ちでいこう。失敗していい、ミスしてもいい。かっこ悪くてもいい。今日だけはそうありたい。
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話しかけづらい上司でも、必要な予定は自分から声をかけて、伝えるべきだ。それは原則に沿った、自分がやるべきことだ。反応は自然の結果であり、それはコントロールできないけど、相手の反応に対する自分の反応は選ぶことができる。怖くても、殺されたりクビになったりはしないだろう。まぁ大丈夫だ。
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邪魔しないことも、仕事かもしれない。何もしないことが、役に立つこともある。静かにしていた方がいいときもある。そんな気もする。今は、できることをやるしかないよな。
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いろいろ知らないから不安になる。知らないことは仕方がない。知っていくことを大切にしたい。先に退勤していいのかどうか分からないし、聞きづらい今だ。その気まずさにはいつも悩む。昔から、変わってねぇな。
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突然の大きな声で注意されて、頭が真っ白になって、否定されたような瞬間にビビってしまう。叱られたのか、注意されたのか、指導されただけなのか、分からない。周りの人たちが温かく笑ってくれたこと。そこに明るさと優しさがあった。それで自分の心は救われた。心がつながりを持ったと思った。これならやっていける。
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ストレスばかりな毎日でも、何度も何度もノートに書きつける。記憶から消えてくれないなら、せめて、外部に移動しておく。つらいことがあったら誰かに聞いてもらう。そんな小出しで、強くなれる。まだ成長していける。
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研修に参加して、隣に座った初めて会った人が、前日のもやもやを聞いてくれた。それだけで心は軽くなり、笑っている自分がいた。いやだった出来事が良い話のネタになり、カタチが変わっていく。あの人に感謝だ。
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とりあえず1週目を乗り切って、生き延びた。生きている。なんとか生命線をつないでいる。なんとなく、なんとかなるんじゃないか、そんなこと考えている。