【2024.01.28】vol.74 時間を味方につける
新居に引っ越した直後、さっそく体調崩して風邪をひいた。仕事も家庭も休みなく、こういうときはなかなかしんどい。熱が37.4度とか中途半端だ。漢方薬を飲んで、最大限眠って、いつもは抜いている昼食をとり、夕食を多めにがっつり食べる。徐々に回復。働きながら治していくこともできるらしい。時間を味方につける。何事にも時間はかかる。それが自然の法則だ。
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来週締切の仕事がなかなか捗らなくて、あせる気持ちがある。あと一週間しかないし、あと一週間はある。今できることに集中する。書類の準備、他の人との情報共有、分からないことを先に聞いておくこと。逆から考えて、締め切りまでに終わればいい。時間を味方につけたい。
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3月から繁忙期で数ヶ月は忙しくなると想像して不安になった。でも6月頃には、それを乗り越えている自分がそこにいるはずだ。未来の自分が、今の自分に語りかけるとしたら、「いろいろあるし、大変だけど、一人じゃないし、自分の力でとりあえず乗り越えてきたんだぜ」と言うはずだ。「とりあえず」の70点でOKだ。
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他部署の係長が少し絡んできて、冗談半々で自分の職場を否定している言葉が耳に入る。あれ?これは自分のことを話してるのかと気づきつつも、なんだかきまりが悪くて、スルーしてみる。その後、なんだかモヤモヤが残る帰り道で、満月に近い月が、冬の夜空に浮かんでいた。藤原道長が謳うような「欠けたることもない望月」というほどの自信は自分にはまだないな。抵抗せず、判断せずで今はいい。まだ分からないことがたくさんあって、分からないことも分かっている。それくらいのスタンスで待つ。美しい鰭のように、流されるまま、流されていく。
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職場で研修があって、他部署の人たちと計6人で、まち歩きをした。コースを決めたり、中学の遠足のようで、なかなか新鮮だった。役割分担でたまたまリーダーにあたる。話をまとめることも、人の話を聞くことも苦手だなと改めて思う。グイグイ引っ張るリーダーよりも、メンバー全員の思うままに流されるスタンスでやっていたら、そういうタイプのリーダーで自分はいいかもと思った。時間どおりにいかず、コースも脱線ばかり。それをやんわり受け止めてたら、楽しんでいる自分がいた。
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「命綱なしで飛べ」(トマス・デロング)という本を読んでいる。『かっこ悪くてもいいから、望ましいことをしよう』。その言葉が心に残る。仕事の電話とか、やったことがない業務とか、卒なくそつこなせないことは、不安で恐怖があるけれど、そこが成長や自信の前段だ。簡単なことや慣れたことだけでなく、望ましいと思うことをしていこうと思った。
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娘が6歳になった。元気に明るくのびのびと育っていることに、ただ感謝だ。