【2026.09.20】vol.215 秋の長雨

日々折々

【2026.09.20】vol.215 秋の長雨

実家の母に会いに行った週末。会話しながら、母も老いてきたのかなぁと感じてしまった。それは今まであまり感じたことのないことだったから、少なからず自分の心に動揺があったように思える。すべては変化すると分かっているけれど、自分の人生のステージも、徐々に育児から介護へとシフトしようとしているのだろうかと思った。

「theLetter」というメディアプラットフォームで、作家・燃え殻さんのサポートメンバーに登録した。毎日届くコラムが嬉しい。こうやって好きな作家を、経済的に応援できる仕組みが存在していることがありがたい。作家の活動を持続可能なものにしてくれる。自分にとっても、心が豊かになれる、お金の使い方だと感じている。

気がつけば9月も終わっていく気がする。本業に身も入らないまま、仕事帰りの夜の街をさまよう抜け殻みたいな亡霊。ただただ毎日を塗りつぶして、時間を塗りつぶして、それを繰り返しているだけ。「Again」の主人公みたいな自分、歌詞に重ねている亡霊、地に足がついてやしない旅人。いい加減に生きてる。何とかごまかしながら生きてる。

今月は雨の日が多い。多いというよりも雨の日ばかり。今も外に雨音が聞こえている。梅雨みたいな悶々とする秋の長雨。それも美しいものだと感じることができたらいいなと思ったりする。

銭湯に浸かって、また元気になって、くるっと気分が変わった夜。「自分ならできる」って思える感覚を、ここ最近ずっと忘れていた。失っていた。本業も、面接準備も、自信なんてずっと持ててない。今は特にそうだ。そんな時期だ。新しい壁にぶつかって、乗り越える力が失って、消えかかっているようだ。「できる、できる、できるはずだ」って念仏みたいに繰り返し、自己暗示をかけてみる。力が湧いてくる気がした。

アメリカの利上げとか、日銀の利上げとか、そんなニュースを聞いて、風向きが変わるなと思い、風向きという言葉が心に引っかかる。風向きは急に変わることもある。

松下幸之助の「道は開ける」という言葉を思い出して、あの本が久しぶりに読みたいと思った。

映画「オデュッセイア」を鑑賞。物語の題名くらいの知識で、内容をあまり知らなかったことに気づいた。不思議なことが次々と起こる旅物語で、ギリシアの神々の偉大さと畏怖、その運命に立ち向かう人間の強さや弱さ、そして家族や仲間を想う心。さまざまな美徳が描かれていて、人々を魅了し、それゆえ長く語り継がれてきた古典であることの意味を感じた。

息子が13回目の誕生日を迎えた。元気に育ち、学校も通っている。もちろん完璧ではなく欠点に目がいきがちになってしまうけれど、それも全部飲み込んで、ありのままに、自分らしく、育ってほしいと願う。年内には台湾に連れて行って、外国というものを見せたい。世界を広げてみたい。