【2026.11.01】vol.221きょうは一日、世捨て人

日々折々

【2026.11.01】vol.221きょうは一日、世捨て人

仕事から逃げ出して、箱根まで来た。天山湯治郷のカフェ「うかれ雲」でペンを走らせる。温泉水で淹れた天山ブレンド珈琲と手作りプリンを嗜む。ほっとする、ひとときを過ごす。大切な時間、貴重なもの、ただ自分が生きてる。お湯に浸かり、お座敷で文庫本を読み、うとうと眠りながら、窓の向こうでは、晴れた空と降り注ぐ雨が交互に繰り返されていた。雲が流れていた。入口には「遊雲」という看板。きょうは一日、世捨て人。その言葉が心に優しく刺さる。魂が洗われて、浄化される。日常を離れて、峡谷に己を置く。少し安心した。たまには逃げてもいいし、忘れてしまうのでもいい。「月の立つ林で」を読んでいた。新月は「朔」「サク」、リセットするとき。月の暦を日々意識したい。月と地球のように、人と人もまた、適度な距離感がいい。そのつながりが心地いい。

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友人がうつを患った。その連絡が来た。メンタルが強い人だと思っていても、なりうること。身近なところで、別の知人も同じようにうつになっていたときがあった。その人もメンタルが強かったけれど、人はどこかで糸が切れるときもある。はりつめて、懸命に生きていれば、そうなることもある。自分さえ、他人事にも思えないほど、今の自分もまた心が弱っている気がする。原因は本職の内容と、自分の能力の不甲斐なさだと感じている。3年くらいのスパンで考えればいいよというボスの言葉に、職場の人間関係に、ただ救われている。ドリカム「何度でも」が響く。今日一日を、昨日から明日へただつなぐ。

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大丈夫じゃない自分も、動けないしな。arrows/BUMP OF CHICKEN

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本職が思うままにならなくて、時間もない面接準備もままならなくて、考えていたら自分がからっぽで、嫌になって、そんなここ数週間を過ごしている。面接の失敗が怖くて、今の仕事に残留することが怖くなって、なんかいろいろ「あれも嫌だ、これも嫌だ」って子どもみたいに駄々こねている自分だろうか。あれからもこれからも逃げてばかりで、手元がからっぽになっていて、「やるべきことをやる」という軸から離れてしまっているから、こんなにもブレている。

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平日夕方の横浜駅前五番街のマクドナルド。放課後の高校生が多くて、仲間たちと今を生きている。自分もかつて同じような時間があって、繰り返し繰り返されてきたものだなと思う。

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息子の中学校の合唱コンクールを観に行った。合唱っていいもんだなと改めて思った。かつての自分を思い出した。

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「いま、ここ」に集中しよう。マインドを切り替えて、昨日でも明日でも、まだ起こっていない未来でもなく、目の前にフォーカスして、自分を「いま、ここ」に置こう。今やるべきことをやろう。息苦しいから呼吸を整えたい。命の灯火は点いていて、自分の身体はまだ動いている。