【2025.06.08】vol.146 金曜日の戦士たち
旅先で家事から開放されたり、酔って帰った後に最低限のことだけやって眠ったり、そういうときに細かいことを気にしない感覚がある。あれは、「やらないこと」を「やらないことリスト」に無意識に自動的に詰め込んでいるからだ。空白のような開放感、今ここだけに集中する環境。非日常には確かにしれがある。
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ブロガーのヒトデさんのサイト見て、本を買って読んでみて、収益的ブログを始めてみようと思った。
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前日の夕食を軽めにしておけば、翌朝の寝起きの身体の軽さを感じる。この感覚は覚えておきたい。体調が整い、いい感じのリズムになる。
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4,5月と2ヶ月が過ぎて、逆にいえば、残された時間はあと10ヶ月だ。時間は限られているな。職場環境も仕事のやり方もさらに変化していくだろう。なんだかなぁとぼやいてみたり、でも、変化していくことは悪いことではないと思う。むしろ変化しない自分を恐れたほうがいい。ノーミス、ノーダメージなんて人生であり得るだろうか。
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「不安になる」って、「分からない」と同じことだ。分からないから不安になる。朝にその一日が不安に思えても、一日の終りにその不安が消えるのは、実際過ごして一日のことが分かったからだ。当たり前の話だ。漫画「スパイファミリー」に「分かったつもりになるよりも、分からないことをまず受けて入れてみる」というようなことが書いてあった。分からないから試してみたり、失敗だって受け入れられる。
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仕事の電話対応をミスって落ち込んだ。説明を間違えて、スマートな対応ができなかった。その失敗で学んだから、知識は血肉になって、パワーになって、次の問い合わせには必ず答えることができる。1つレベルが上がった。そう考えると幸運だ。
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金曜日の帰り道。志楽の湯に寄って、暗闇の露天風呂に浸かる。仕事帰りの男たちが、日々のことやくだらないことを語り合う。ひとりで己と向き合う男もいる。金曜日の戦士たち。そんな言葉がしっくりきて、みんなお疲れさんと心の中でつぶやく。心と身体の緊張を解きほぐす。渡り廊下でホタルの光を見た。ホタルを見たのはもしかしたら初めてだったかもしれない。その柔らかな光を見ていたら、命の繊細さとか、ちっぽけな存在とか、確かな強さとか、いろいろなものが入り混じって見えてきた。