【2024.12.15】vol.120 それでも夜は明ける
先週のBUMPのライブで、ビジョンの前で写真を撮っていたら、タオルを落としたことに気づかず、通りがかりの人が拾ってくれた。そういえば、名古屋駅で友人が落としたニコルぬいぐるみを誰かが拾ってくれたこともあった。大切なものを見つけ出してくれる、見知らぬ人の優しさや温かさが嬉しかった。とても小さな窓の中に、灯りは届いている。
*
良い目覚めのための、前夜のチェックリスト。□夕食の量を8分目に抑える □風呂で体を温める □ストレッチ □良質な本を読む □スマホや動画など画面を見ない。そんな工夫で寝起きはコントロールできそうだ。
*
仕事で入力を間違えたけど、すぐ気づいて、すぐ動いて、すぐ修正して、それで事なきを得た。完璧なプランよりも、すぐ修正して、何度でも何度でも修正する。
*
不安になるのは、情報が不足しているからだ。やるべきことが分かっていて、動いていれば、不安はなくなるものだ。経験が不安を減らしてくれることもよくある。そうやって生きている。
*
ユーチューブの「覆面ビリオネア」を見ていて、IT担当者が、「もっと主体的に動け」と注意されていた。今の自分に言われた気がして、自分を重ねていた。あれは自分かもしれない。
*
幼なじみの仲間たちと、お好み焼き屋で忘年会。41歳の会話は、家の新築の話、妊活の話、ヒゲの脱毛とか、薄くなった頭髪の話、家庭の夫婦喧嘩とか、そういった類。仲間の話を聞き、自分の話をする。一方で、少し離れた席にいた高校生のカップルが初々しく見えて、なんだかキラキラ輝いていた。
*
仕事で作った資料にダメ出しされて、頭の中がスッキリせず、わずらわしい気分になる。ありがたいアドバイスであることは理性でちゃんと分かっている。でもフィードバックはしんどいときもある。けれど時間が経てば軽くなることも知っている。鋼鉄の杭がぐいぐい刺さってくる。作家の燃え殻さんが、ネットで叩いてくる言葉に感じる痛みを、エッセイにポツリとつぶやいていた。誰だってしんどいなぁと共感する。夜に包まれていても、それでも夜は明けるだろう。