【2024.12.01】vol.118 歯車は回る、鈍い音を立てながら

日々折々

【2024.12.01】vol.118 歯車は回る、鈍い音を立てながら

秋晴れの日曜日、家族でみかん狩りへ。朝から弁当も作って詰めた。空は青く、寒さもなく、ちょうどいいお出かけ日和。子どもたちも喜んでいた。そんな休日が、またひとつの思い出になる。

来週からの新しい業務で、悶々とした日々が続いた11月だった。ボスに相談して、少しずつでも前進してる気がした。役に立ってみようかと思った。アルバイトさんたちの手伝いに徹した土曜日、感謝の言葉をもらって、やりがいを感じて、やってよかったと感じたりする。ほんの一瞬でも報われることもある。

娘のクラスが学級閉鎖で、娘もインフルエンザになった。そういうこともある。しゃーないことだ。仕事も切羽詰まっているし、家庭とのバランスは崩れてしまう。日常という歯車は、ギシギシと鈍い音を立てながら今日も廻っている。

仕事の進め方をズケズケ注意されて、ぐたぐた悩んでしまっている41歳の自分だ。ごもっともと思ったり、重くて動けてない自分がいたり、活気のない自分に嫌気をさしている自分がいたり。フィードバックが必要なのに、フィードバックを恐れている。ただ優しくされたいだけだ。自信がぐらぐら揺れている。今はそういう時期だ。

湘南マラソンのトレーニングがままならず、どん詰まり。仕事も家庭も不安定で、手が回ってない。レース後に体調を崩してしまうことも恐れている。それならば断念して、今回は棄権してしまうのも1つの手だ。またチャンスはいくらでもある。

自己分析。圧力には弱いし、言語化が苦手だ。大きい声の人や怒っている人に責められると、それだけで萎縮してしまう。思考は止まり、無気力になる。話す言葉も詰まる。人の話を耳で聞いて、理解することには時間がかかるし、自分の考えを自分の中でまとめて、言葉で伝えることにも時間がかかる。まとまらないと黙り込んでしまう。相手や周囲に気を遣いすぎてしまうところもある。よくも悪くも勝ち気がないし、勝とうともしない。そうやって自分は生きてきたし、たぶん、これからもそうやって生きていくのだろう。

人間という仕事が重く感じる。「ギルド」のメロディ。重くのしかかって、ため息一つ。来週のバンプのライブに行っている自分を想像した。とりあえず、それまでは生きていようか。その後のことは、その後に考えてみようか。

11月の終わりだ。駆け抜けた1ヶ月。ふりかえれば、仕事中心の月だった気がする。特急発行の資料がまとまり、60点には届いたかも。これからツッコミ、文句、不満をたくさん受け止めて、修正して、また修正していく。逃げるより、拒まず抵抗しない自分でありたい。そういう方が、ずっと自分らしいや、とか自分で自分を笑ってみる。回覧まで到達したので、仕事の一区切り。いつになく、スッキリ眠れた気がする。目覚めも悪くない気がしている。もうだめだと思って、ここまで来た。だから、きっと今度もまた大丈夫だ。