【2024.04.21】vol.86 遊ぶこと忘れてたら、老いて枯れんだ
以前勤めていた会社のホームページをたまたま開いたら、昔の上司が社長になっていた。顔写真に昔の面影はあるが、時の流れを感じた。10年経てば人も変わっていく。立場だって大きく変わる。今、会って話をしたら、どんな話ができるだろう。互いに全く異なる世界を歩いてきたのだ。人生のめぐり合わせの不思議さを思った。
*
12月の湘南国際マラソンにエントリーした。久しぶりのフルマラソンだ。夏と秋を越えた先にレースが待っている。遠い未来のようで、あっという間に当日になりそうな気もしている。今回は5時間を切りたい。未来に面白い予定を詰め込んでいこうぜ。
*
なんだかまた仕事のモヤモヤが多く、気分が疲れてしまっている。重圧みたいなものに押しつぶされそうな自分がいる。小さな一つひとつが混じり合っている。ささやかなミス、慣れない仕事、周囲からの指摘。4月から立場が変わったせいか、まだまだ慣れないことも多く、足踏みしてる。こういうときは、小さく分けて考える。時間を味方につける。今日ひとつだけ動かしてみる。駄目なら修正してまた実行する。小さな一歩をきっかけに、外の世界に飛び出していく。一歩踏み出してみたら、意外とうまくいったこともある。何もしないまま、気分だけ疲れてしまうこともある。全部が全部まったく駄目なわけではなさそうだ。進んでいるものはちゃんと進んでいる。だから、できることをやってみる。革命は起きないし、すべてを変えなくていい。大きすぎるものは今はまだ変えなくてもいいのだ。できることに集中して、走っていこう。
*
結論はまた今度。ひとまずの現状維持を選ぶこともひとつの道だろう。仮の結論でいい。完璧にはならないのだから。
*
地域清掃活動「グリーンバード」に今週末、参加してみようかなと思った。武蔵小杉で、日時もちょうどいい。子どもを連れていけば、子どもの経験にもプラスになりそうで、それはまた面白い気がする。
*
昔の知人をふと思い出すことがある。眠っている記憶を引っ張り出す。その甘美に浸れることは、幸せであるようにも思える。あの人は元気だろうかと想像する。人に再会すること。その機会を誰かが誘ってくれるなら、それに乗っかってみるのもいい。日常の重い体を列車に乗せてみる。長い長い暗い静かな銀河鉄道が走る。列車は一方通行で、戻ることもない。銀河鉄道999を読みたくなってきた。
*
春になって、スピッツ「ロビンソン」のイントロが響く。18歳のときの4月は、大学に入学して、深海や闇に呑みこまれていた。今はその深海の世界に呑み込まれないように、注意深く進む。
*
遊ぶこと忘れてたら、老いて枯れんだ。スキマスイッチ「全力少年」のフレーズが頭の中をよぎった。