【2024.02.11】vol.76 雪の華

日々折々

【2024.02.11】vol.76 雪の華 

雪が降った月曜日。職場の窓口では午後から急に空いて、人がほとんど来なくなった。電車やバスが止まる前に早めに帰宅する。雪の日は、「スノースマイル」「HERO」「winter fall」「雪の華」のメロディが響く。息子の宿題を見て、娘と一緒に眠る。ゆったりとした平日の夜もまたいい。

停滞している仕事があって、思うように進まない。締め切りが近い。ボスや同僚とも情報共有はできている。夕方からボスが外へ飛び出した。その積極性や責任感、姿勢が、自分の心にもなんだかプラスに響いた。自分も何かしなければ、という心の変化を感じている自分に自分が驚く。

仕事疲れの遅い帰り道。気温も下がって肌寒い。立ち寄った日高屋で食べた「野菜たっぷりタンメン」がやたらと美味しく感じられた。

大河ドラマにハマってきている。平安貴族の世界が新鮮だ。こういう時代を経て、京都の文化はまた育まれてきたのだろう。良くも悪くも、文化は人間の行為の結果だ。官職を得るとか、出世するとか、人を蹴落とすとか、食っていくために働くこととか。昔も今も人の行為はあまり変わらない。

映画「サイレント・ラブ」を観た。設定は面白かったけど、後半の展開が少々血生臭くて、着地へ向かう流れが強引なような気もした。とはいえ、好きな俳優が出演する作品にどっぷりと浸かることができるのは、幸せな映画の時間だ。目の見えない女性と、声の出せない男性。言葉を介さないコミュニケーションでも、人と人の心の距離は近づけるものなのかなぁと考えた。音楽が美しい映画。

5年ぶりに運転免許更新。前回は35歳で、無職のときで、教育実習直前の頃だったかなとふと思い出す。その前は30歳で、新婚の頃で、日吉本町で住み始めた頃だっただろうか。さらに遡ると25歳で、それは社会人なりたての頃だったか、一人ぐらしを始めた頃だっただろうか。さまざまな記憶があり、なんとなく曖昧な気もしてくる。5年ごとに自分自身も間違いなく変化している。