【2023.11.05】vol.62 横浜マラソンのボランティア

日々折々

【2023.11.05】vol.62 横浜マラソンのボランティア

横浜マラソンのボランティアに参加。久しぶりのボランティア活動で、マラソンは初めてだ。本牧近辺の首都高速上で、コース誘導とトイレ案内という役割。ランナーもボランティアスタッフも老若男女さまざまな人たちがいた。ボランティアでつながる人間関係はその場限りだけど、この付かず離れずな距離感は本当に心地が良い。温かくて優しい、ぼんやりとした繋がり。家族や職場の人との会話とはまた異なる筋肉を使うけど、この感覚は昔から好きだったことを思い出した。輸送バスがスタッフを下ろす場所を間違えたとか、撤収のときにバスに置いていかれたとか、そんなトラブルの話を聞いて、みんなで笑う。これがたとえば仕事だったら笑えないのに、ここでは面白い話になる。そこに寛容さを見る。人間の本性って、他者への寛容さだと気づく。同じチームの大学生に、こうしようとアドバイスしたつもりが、少し圧力になっていたかもと反省する。自分は40歳という、社会的にはそれなりの年齢だったことを思い出す。自分を知る機会になる。途中で、リーダーがアメやグミを配る。そういった気遣いや工夫があることを学んだ。トイレを案内して、ランナーが「ありがとう」と言ってくれる。走っているランナーが、こちらに手を振ったりニコッと笑ったりする。人の温かさや、やりがいみたいなものを感じる。ランナーが前へ前へと進む姿とその表情にパワーをもらう。ボランティア活動がくれるものは、「寛容さ」「感謝」「人とのつながり」の3つだ。そして、来年はフルマラソン参加と5時間切りがしたいと思った。ボランティア活動も続けていきたいと思った。もう一度、何度でもワクワクしてみよう。

小4の息子の運動会を観戦。80メートル徒競走を走る姿、旗を持って踊る演技、クラスメートとふざけあって笑って楽しんでいる姿。その様子を見て、学校生活を楽しんでいることを感じる。それで十分で、とても幸福なことだと思った。

昨日の照合の仕事が大量で訂正も入って、沼のようにハマった。でも、自分で良かったと思う点は、周囲の人間を巻き込むことに成功したこと。自分ひとりで抜け出せないのなら、周りの力に頼り、素直に持たれかかっていいのだ。

「幸福な選択、不幸な選択」(ポール・ドーラン)という本を読んで、幸福の要因の1つは「やりがいを感じること」と書いてあった。仲間との飲み会の幹事役も、ボランティア活動も、待つことより自分から動く。自分から動けば、それは必ずやりがいにつながっていく。他人に感謝されることは結果であり、結果はコントロールできない。けど、自分から動くことは自分でコントロールできる。自分で自分の殻を破っていけ。

仕事帰りの6時はもう外が暗くて、なんとなく夜風が心地よかった。秋になって、季節はまた冬へと向かう。夜空の星がいい感じの季節になった。満月が見えた昨日の帰り道。それに気づく感性がちゃんとある。

読んだ本でも、見た動画でも、学んだことは今日の中に落とし込んでいきたい。実践、実践、実践。

映画「フィールド・オブ・ドリームス」を見た。現実的に考えるよりも、野球場を作ってしまうという大胆な発想と行動がなんだか気持ちよかった。トウモロコシ畑は広くて美しく、父と子のキャッチボールの姿が印象に残る。その憧れやワクワクは色褪せない。

わからないときは、わからないと言う。子どもはいつでも素直だ。そういうところは真似したい。大人になると、分からないと答えることは、自分の中で抵抗があったり、許されない気がしたり、カッコ悪いと思ったりもする。でも、優秀なビジネスパーソンもスーパースターも科学者も、分からないことはたくさんあるはずだ。素直に認めて、わからないという言葉を口に出してから、思考や探求は始まるはずだ。