【2023.09.17】vol.55 古校舎と音楽室のピアノ
体調不良がしばらく長引いた。先週は6日連勤と重なってしまい、なかなか休みず、日曜日に発熱して寝込んで熱を下げて、また働いていた。そして、ようやく脱しつつある。回復に時間がかかるようになったのだろうか。今年はなんとなく体調不良の日が増えた気がした。
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地球儀を回して、カーボベルデという国の位置を見つける。大西洋は広い。コロンブスはヒーローなのか、もしくはただの野心家だったのか。当時の人々は、航海を一緒に付き合った連中は、彼をどう評価していたのだろうとふと想像する。うんざりしていた人もいるのだろう。結果を出せば、ヒーロー像は独り歩きする。光と影は矛盾なく寄り添う。誰かが誰かを評価するときには必ずさまざまな見方があるはずだ。
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読みたい漫画メモ。バカボンド、リアル、賭ケグルイ。
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仕事や家事に日々追われて時間がないからこそ、休日には意味があるのだろうか。その忙しさや呪縛から抜け出せたとき、そこにあるのは自由なのか、もしくは自由ではないという退屈病なのか。そして退屈のその先には何があるのだろう。無職だったあの頃、まだそれは見えていなかった気がする。図書館に行くと、新聞をめくる老人たちがたくさんいる。彼らはどんなことを思って毎日を過ごしているのだろうか。
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映画「バカ塗りの娘」を観た。いい映画だったなという余韻が残った。津軽塗という伝統工芸に触れて、知ることができた。家族や親子のつながりが、温かくて厳しくて優しくて苦しくて、いろいろな感情が湧き、心をえぐられた。娘を見守る父の目、妹を見る兄の姿、その優しさに涙が流れる。印象的だったシーンは、廃校となった小学校の校舎。音楽室にあるピアノの足には、子供のときにこっそり書いた絵のらくがきがまだ残っていた。母は娘に「津軽塗じゃ食べていけないよ」と言った。祖父が津軽塗を見ながらつぶやいた「続けること、続けること、続けること」という言葉。
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小4の息子が放課後、仲間たちと自転車で出かけていった姿が、とても楽しそうだった。そういう姿を久しぶりに見たような気もする。仲間たちと遊ぶことが何よりも大事なことだと思う。
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休みの日に疲れ果てて眠ることができるかどうか。休日に限らず、平日もそうか。毎日がそうなら、その日1日は成功であり、充実していたと感じられる。頭も身体も使い切ることだ。それで一日がとてもいい日になる。充実した1日を過ごすには、精一杯の努力が必要。もの足りない休日を過ごしてたならば、行動がまだ足りてないのだ。
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「五島美術館」へ行った。黒・白・モノクロームをテーマにした展示だった。水墨画の世界には心が動く。現実と非現実のはざま、白と黒の境界なき世界、無限にひろがる空間に心はときめく。水墨画は好きなジャンルの1つだ。いつか自分で水墨画を描いてみたら面白いかも。
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やりたいことをやってみること、偶然に身を委ねてみること。この2つが道を切り開き、幸福感もそこからやってくるような気がする。