【2022.10.23】vol.8 風向きは突然変わることもある

日々折々

【2022.10.23】vol.8 風向きは突然変わることもある

一つの公務員採用試験(筆記)が終わった直後、なんとなく手応えがあって、「いけるかな」という後味だった。こういうときは少し流れに乗ってみてもいい。目の前の道は、急に開けることもある。風向きは突然変わることもある。

知人がメルセデスに乗っていたのを見て、少し動揺した。他の誰かと比較することは、なんでこんなにもストレスになるのだろう。家を買っても、車を買っても、給与金額を見ても、いつも上には上がいて、もちろん、下には下もいて。キリがない背比べから、逃れる術はないだろうか。結局は、自分の捉え方の問題だ。

自分が好きなものを肯定してくれる人がいれば、きっとその人のことを好きになるのだろう。逆もしかりで、自分が否定されれば、その人のことを嫌いにもなるのだろう。同じものを好きになることができれば、そこには友情や愛情みたいなものが生まれる。それは素敵なこと。

昨晩は子どもたちにイライラしてしまった。うまくいかなかった昨日があったなら、それはもう手放していい今日だ。執着せず、抵抗せず、反応せず。そして今日をよりよくしていければいい。

映画「さかなのこ」を観た。とてもいい映画だったな。ラジオ番組「夜のまたたび」の中で、燃え殻さんが「すごくいい」と言っていたとおりだった。主演のんさんの演技もとても良かった。自分が好きなものを、周囲の人たちが肯定してくれて、伸び伸びと育っていけることって素敵なことだ。母親が「あの子は、これでいいんです」って優しく強く語ったシーンが印象的。自分も親としてそうありたいと思った。

映画を観ているときは、その世界に没入している。自分の狭い思い込みから抜け出せる。新しい気づきを与えてくれる。感情を掻き立てられる。マンガや小説を読んでいるときもそうだ。それは虚構だけれど、わたしたちは、現実と虚構を明確には区別していないはずだ。リアルを感じることができれば、それはホンモノになりうる。

夢の中の話。父と母が何かを話していたけれど、それが何か思い出せない。子どもは、親のすべてを知らなくてもいいかもしれない、とふと思った。子どもにとって、親の人生とか思っていることって、一番の謎かもしれない。そして、それはそれでいいのかもしれない。