【2024.01.21】vol.73 引っ越し2日目の朝
新居に引っ越した。住み始めて2日目の朝5時の今、本稿を書いている。
前の家に住み始めたのが、2013年6月1日なので10年以上住んでいたことになる。それは30歳になった年だった。第一子が妻のお腹の中にいて、あと3ヶ月で産まれるという時期。仕事は会社の企画部にいて、もっとも大変な時期でもあった。荒川区から横浜へ帰還。
30代という10年間。息子が生まれて、その5年後に娘が生まれた。保育園に入り、小学校にも通い始めた。家の前で子どもたちは近所の子たちと遊んでいた。
自分の仕事をふりかえると、前半5年間は会社員をしていて、35歳で一旦退職。学生に戻り、2年間は人生の中休みという時間を過ごした。そのあとの3年間は、非正規職員として働きつつも人生をフラフラと彷徨う。そして、今の仕事に転職。なんとか軌道修正した人生を再出発したのが40歳になった今ということになる。あと2ヶ月で41歳になろうとしている。
この10年という歳月をぼんやりと思い出している。
引っ越しという作業は、身体的にも精神的にもなかなか負担だと思った。今回は近隣移動とはいえ、環境の変化が起こっている。引越し業者や管理会社、近所の人たち、話を聞いてくれる仲間たち、さまざまな人たちと関わる。その人たちの温かさや優しさに支えられていることに、ふと気づく。
今は、健康を最優先にし、生活リズムを安定させていく。家の中の環境も整えて、生活が回るようにする。変化ならば歓迎し、慣れない困難を機会として捉える。なんとかなると自分の心の声がする。