【2023.08.13】vol.50 ミスチルバー
月曜日という週の始まりに、また気が重くなってしまう。何もすることがなかった無職な日々よりも、今はずっとまともなはずなのに、繰り返す日々にたった4ヶ月で慣れてしまったのだろうか。慣れたこともあるし、まだ慣れないこともある。人生や仕事は果てしなく続いていく。
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夏の記憶。明星大学での夏季スクーリングで新しい仲間に出会ったこと。教採の面接試験に挑んだこと。学校事務だった頃の2週間の長い夏休み。
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週明けに疲れが出やすいのは、動き回ったことよりも、休み方・食べ方・眠り方に原因があるのかもしれない。そのあたりを改善して、疲れない体を作りたい。
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次の春になれば、人事異動があって、ベテランの先輩は抜ける。自分だって数年でいなくなるはずで、そのときは43歳になっていて、今と何がどれくらい変わるのか想像できることもあるし、まったく予期せぬことだってありえる。いつかは個で生きる力がほしいと思う。組織の中で宙ぶらりんになることなく。とはいえ、組織にしがみつく時期があってもいい。今はそういう時期だ。キャリアが途絶えていたのだから、仕切り直しの時期なのだ。
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人生には、遠回りや無駄なもの、そういった類いのものだって、たぶん必要だ。道はくねくねしながら、ここまで生きてきた。死んでいたかもしれなかった瞬間は過去にいくつかあったし、それでも今ここにいるのだ。
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単調な毎日の仕事の繰り返しの中で、ふとたまに、お客さんの役に立ったという瞬間はある。そういう小さな手応えをなんとか積んで重ねて、自信に変えていきたい。
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新橋にあるミスチルバー「CROSS ROAD」に初めて行ってみた。緊張したのは最初だけで、話してみると、いい人たちばかりだった。本物の熱いミスチルファンたちだ。自分自身も肯定されたような気がした。推し活とは、こういうものなのかもしれない。仲間がいて、仲間とつながる。40歳すぎても、まだできることはたくさんあると感じた夏の夜。
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「流山がすごい」という本を読んで、流山に実際に行ってみた。おおたかの森の駅前は、広々としていて、生活しやすい感じがした。角上で買ったホッケフライが美味しかった。少し駅前を離れると昔ながらの住宅もあり、自然も多い。旧市街の流山駅あたりは何もなく、寂しげだった気がした。江戸川沿いをぼんやり散歩して、青空に入道雲が広がり、久石譲の「Summer」のメロディが重なった。