【2023.03.12】vol.27 ネット上のホームベース

日々折々

【2023.03.12】vol.27 ネット上のホームベース

転職のことを、前の職場の先輩に報告したら、なんとなく芳しくない反応で、空振りしたような気がした。異なる立場は、ときに関係性を遠くしてしまう。人とご縁がつながることは嬉しいけれど、離れてしまうことは少しだけ寂しい。すれ違ったり、重ならなかったり、もう会えなくなってしまったり、そんな経験を積んで、少しずつ大人になってきた。

小3の息子と「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」を映画館で観た。父と子の毎年の恒例行事で、今回は3回目。この先、息子がいつまで付き合ってくれるか分からないけれど、できるところまで続けていきたいことの1つ。

昨晩の夢の記録メモ。急いでいて、走っているのに、身体が全く動かず、前に進んでいない。それにイラ立ち、腹立つ自分がいる。時間がないと思いつつ、道に迷って、走ろうとして、バタついている。昨日頼まれた仕事の焦りが、夢になって現れたのだろうか。

You Tubeチャンネル「日経テレ東大学」が終了し、プロデューサーの高橋さんが別のチャンネルをすぐに立ち上げていた。早くもそこに集まってくる人たちがいた。何だか素敵なことだと思った。

家でしょっちゅう息子と娘がモメている。それは親として疲れるもの。自分は子どもたちを公正に扱っているだろうかと考える。そもそも公正とはなんだろう。バランスはとれているだろうか。完璧を求めるのもなかなか疲れてしまう。ほどほどにしてみたらどうだろう。

「ソフトウェア開発者の人生マニュアル」(ジョン・ソンメズ著)が面白い。「ネット上のホームベース」として「自分のブログを持つ」と書いてあった。とてもいい表現だと思った。このサイトも、ホームベースにしていこう。

映画「フェイブルマンズ」を観た。映像が持つ力を感じた。カメラはありのままの姿を映すという。映像には、人の認識を一変させてしまう力がある。最後の1シーン。地平線を意識して、カメラ調整していたところが何だか印象に残っている。あれは、スピルバーグとフォード監督との実際にあったエピソードなのだろうか。

職場で中学生たちの卒業式があった。25年前の自分の姿を思い出し、5年後の息子の姿を想像した。学校という場所が、自分にとって特別なものになっていく。そこから自分もいつか放たれていく。人生は長くて短い旅路、目的地は近くて遠い、未来は静かで騒々しい。

WBCが始まった。3月11日に東京ドームでチェコ戦を観戦した。世界で戦う侍たちの姿がかっこよかった。選手も観客も1つになっていた。また歴史がひとつずつ積み重なっていく。

本で学んだこと。ポモドーロ・テクニック「作業25分+休憩5分」のさらに先のことを初めて知った。1ポモドーロの中で、「どれだけの作業ができるか」という見積もりがポイントになる。ふりかえりを行い、その見積もりの精度を上げていく。1日の中で、また1週間の中で、いくつのポモドーロが実行できるかを設定し、結果を記録する。そこから分かることは、「1日でできる作業量には上限がある」ということだ。そして、目標の設定と結果の記録は、自分の満足感につなげることができる。なるほど、そういう風に考えればいいのかという発見。

最近バズっている、いたずら動画が脳裏にこびりついて、モヤモヤしている。動物園のサルのように見える。サルならしょうがないと思うのに、それが人間だと怒りが湧き上がる。でも、例えば違う文化圏の山奥に住む人間が同じことをしていたら、そうは思わないのかもしれない。ということは、日本で日本人がやっているから湧き上がる怒りなのだろうか。テレビやマスメディアが動画を何度もだだ流している姿勢にも苛立つけど、何か違っている。行き場のないこのモヤモヤも、近い未来にすぐまた忘れてしまうことも知っている。