【2025.09.14】vol.160 夏の終わる匂い

日々折々

【2025.09.14】vol.160 夏の終わる匂い

息子のミニバスの練習試合。こんな付添の機会もまた徐々に減っていく。今ここに、できるだけ己を置いておければいい。

なんとなく海を見にいきたいと思った。江の島、湘南、夏が少しずつ終わっていく。

BUMP OF CHICKENの「話がしたいよ」のメロディが仕事帰りに響く。夏の終わる匂い。

森美術館の「藤本壮介の建築」へ。美術展は久しぶりだ。万博の大屋根リングの設計者のことを今回初めて知った。リングが見たいと思った。面白い建築は、心をわくわくさせる。未来はもっと面白くなる。日常に忙殺されていた最近の自分に、新たな視点が加わっていく。インタビュー映像では、北海道の雑木林で遊んでいた体験が、今の建築哲学に繋がっているという。原体験は、おとなになっても大切なものだと気づく。東京という都市の中にある道も、北海道の森の中の道に見えたという話が印象的だ。本質的にどちらも同じだという。