【2025.08.17】vol.156 非日常の発見

日々折々

【2025.08.17】vol.156 非日常の発見

2年ぶりに海外へ行くことができた。台風11号が直撃する予報で半ばあきらめていたけれど、あきらめずに台北へ旅立って本当によかった。短い時間でも外国に身を置くことで、魂は回復し、視野は広がり、自分の人生はもっと面白くなる。「非日常」の再発見。日常と非日常を行ったり来たりすることが、自分の幸せだと気づいた。

先週末のリベフェスは参加できず。娘の風邪の看病でやむなしだけれど、後悔はあまりなく、しかたないかと受けいれている。ホッとしている自分がいるのかもしれない。それってどうなのだろう。外の世界に飛び出すことは少し恐い。それはいつもそうだ。そして、その一歩が自分の世界を変えていくことも、分かっている。参加できたら、やっぱり行って良かったと思うのだろう。

実家に行って、久しぶりに会った姪っ子が中学生になっていた。話し方も話す内容も、だいぶ大人になりつつあることに気づく。その関わり方が少し面倒に感じたり疲れたりして、でもそれも自分にとっては非日常的な刺激であったのかもしれない。中学教員にならなかった理由はこのあたりにあったか。軌道修正をかけたことを考えた。辞めたことで開けてきた道もあって、今ここにつながっていることの不思議さがある。

映画「星つなぎのエリオ」を見た。主題歌のバンプのリボンが、物語にマッチして、余韻にピッタリだった。印象的だったシーンは、地球を飛び出しデブリを回避するときに世界中の無線クラブが助けてくれたシーンだ。ああいう一体感とかつながりが好きだ。地球で居場所がなくても、その向こうに宇宙があって、そこで受け入れられるかも。強い個性や孤独はときに自分の強みになりうる。視野を少し広げれば、見方も変わっていく。グロードン親子が素直になったときのシーンも、自分の心を揺さぶった。他の誰かと一緒に映画を見るのもいいものだ。

キンコン西野動画で心が動くものがあった。モチベーションが上がるのは、成功した「後」だ。何もせずに、やる気など起こらない。きっかけなんか何でもいい。少し動いてみる。それだけなのだ。仕事と家庭を行ったり来たりして繰りかえす「日常動線」で、やりたいことなんか見つからない。人に会え。脱線して、遊んで、非日常の中で、刺激をもらってみよう。リベシティもその1つになるはず。