【2024.11.17】vol.116 修善寺の旅
頭の中が仕事の懸念や不安でいっぱいになっている。去年は、1日1日をただ終えればスッキリしていたのに、もやもやを持ち帰ったり、翌日もその次も続いたり、そういうものが増えてきた。待ってみても始まらない。自分が動いた分だけ、仕事が進むようなステージになってきた。
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「焚き火とコーヒー」。そんなタイトルの唄があっても良さそうだなと、ふと思いついた。
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平日休みに、旅に出た。とりあえず家を出てみても、方向や目的地が何だか定まらない。アイデアが浮かばず、ジタバタしてモヤついていて、それがまた自分を焦らせる。伊豆とか踊り子とか思いついて、修善寺という地名にフックがかかった。こだまに飛び乗る。お金とか時間とかに縛られているなと気づく。現実から逃げる。非日常の中に飛び込む。まい泉のカツサンドを食べ、三島駅に初上陸。伊豆箱根鉄道で揺られること30分で修善寺駅へ到着。「禅風亭なな香」という蕎麦屋さんが老舗っぽく気になったが、臨時休業で残念。旅にトラブルはつきものだった。大切なことを思い出した。「さくだ」というお蕎麦屋さんへ。駐車場に掘っ建て小屋的なお店は、おじさんがマイペースに商売していて、とても面白かった。カウンター越しの会話が、旅を良いものに変えていく。メニューはお任せ3点コースのみで、わさびを混ぜた塩そば、じゃがいも天が乗ったかけそば、そしてゆずを浮かべたそば湯。どれも味わい深い。韓国のユーチューバーがさっき来たよと店主がいい、外国人のお客さんも多かった。「筥湯(はこのゆ)」という日帰り温泉でひとっ風呂。建物は新しく、ヒノキの香りが漂う、幸福な時間で、気分は回復した。日枝神社の絵馬を眺めていると、子宝を願う人たちの想いがたくさん書かれていた。翻って自分には妻も子もいて、幸運にも持っているものや恵まれているものがあることに気付かされる。仕事もそうか。望んで選んで、歩こうとした道の途上に、今の自分がいる。出てみた旅に、後悔はなかった。
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仕事の同僚が頼りなさげで、でもそれは、しゃーないことだ。経験が違う。性格や生き方の違いもある。むしろ誰かに依存しようとする自分の心は、どうなんだ?頼れるのは自分だけで、自分でやるしかないよな。やるだけやれってことだ。