【2023.10.29】vol.61 積極的に流されてみること

日々折々

【2023.10.29】vol.61 積極的に流されてみること

目が覚めた朝、夢で見たことを書き出しながら、その記憶が曖昧になっていることに気づく。それを繰り返していると、ときに、夢の中でさえ、ここが夢だと自覚することがある。客観的に自分で自分を見ている感覚。それと同じように、日々の中でも自分のことを第三者の視点で見ることができたら、余裕を持って落ち着いた日々を過ごせるかもしれない。

なんとなく異動希望していた部署が、あまり評判がよくないという話を聞いて、人づての情報って大事だなと思ったり。いや、これはその人のフィルターやバイアスがかかっているかもと疑ってみたり。どっちにしろ、仕事が大変なのはどこも同じかもしれない。自分の目で見てみないと、実際やってみないと、わからないこともある。2年後にはまた気分も変わっているかもしれない。たまたまとか偶然とかを拾いながら、積極的に流されてみる。

職場の同期入社の20代の人に、年齢を聞かれて、40と答えたら、なんとなく気疲れしてしまった日曜日出勤。40という自覚は薄いけれど、20代と同じという感覚もない今の自分だ。年齢なんてどうだっていいやと思いつつ、そこからは逃れられないことも自分で知っている。

他人の気持ちがなんとなくわかるとき、「わかる」という表現よりも、「わからんでもない」という表現の方が何となく、しっくりきて良い。

学校事務の一次試験合格の結果がきた。教養試験については合格レベルにあることがわかった。大きな一歩だ。そして、その慢心が去年の教養試験失敗につながったことを忘れないようにしたい。

映画「ゴット・ファーザー」を観た。これまでに、何度か観ようとして途中でやめることを繰り返していたが、ようやく最後まで見ることができた。名作と呼ばれる所以が、まだうまく消化できていない。息子マイケルの変化していく姿が印象に残っている。

旧東海道をあるく旅。戸塚から藤沢まで。国道一号の無機質な道を歩いて、ふと遠くに丹沢の山並みが見えて、昔の旅人の気分を重ねる。遊行寺に向かう坂は、両側から木々が迫り、そこに秋の色を感じた。少しずつ、確実に西へ進んでいる。

スティーブン・プレスフィールドの「やりとげる力」を読んだ。『恐れは、良い兆候なのだ』とあった。毎朝仕事の前に恐れがある。むしろ、恐れは克服しなくてもいいのかもしれないと気づいた。克服よりも、恐れと素直に向き合い、うまく付き合ってやる。

やらないことリスト。他人と比較しない、マウントをとらない。食べすぎない。子どもに対して感情を爆発させない。妻の言動思考を批評しない。仕事中は食べない。風邪をひかない。

ポール・ドーラン「幸せな選択、不幸な選択」を読んでいる。幸福とは、快楽(楽しさ)とやりがいの2つがバランスしていて、持続している状態のこと。なるほど、しっくりくる定義だと思った。学生時代の部活やボランティア活動はこの両方があったな。仕事だと、時期や部署による気もする。これまでの人生においても、快楽がゼロだった時期もあるし、やりがいが不足していた時期もある。